【公務員試験】転職回数が多いと不利?面接への影響と伝え方

【相談内容】

今年、特別区経験者採用の福祉職を受験しようと思っているものです。

4月から転職をして新しい職場で働くのですが、転職した後すぐに公務員試験を受けた場合不利になることはありますか?

また、現在20代で転職が4月からの転職で2回目、公務員試験を受けると3回目になってしまいますが、この場合も不利になることはありますか?

【はじめに】

転職回数が面接にどのような影響を及ぼすのか、気になっている受験生も多いと思います。

まずは、転職した直後に公務員試験を受けることが不利に働くのかどうかについてお答えします。

直近での転職

結論から言うと、不利になる可能性は否定できないというのが私の意見です。

採用担当者・人事担当者から見ると、転職してすぐにまた転職するとなれば、「うちもすぐに辞めてしまうのではないか」と考えざるを得ないでしょう。

もちろん、「直近で転職しているから」という理由だけで不合格になることはないと思います。

ただ、多少なりともネガティブな影響が出てしまうかもしれない、というのが個人的な所感です。

転職回数の影響

次に、転職回数が及ぼす影響について述べます。

質問者さんは、今度の転職で3回目になるとのことで、その回数が面接に何らかの影響を及ぼすのではないかと気にされているようです。

結論から言うと、この点についても影響が多少出てしまうかもしれません。

リクルート社が、民間企業で人事や採用を担当している方々を対象に行ったアンケート調査があります。

その中に「何回目から、面接に来た人の転職回数が気になりますか?」という項目があり、転職回数が3回を超えると「気になる」と回答した方がとても多かったのです。

これはあくまでアンケート調査の結果です。しかも、公務員ではなく民間企業の採用担当者に聞いたものなので、公務員への転職にそのまま当てはまるかといえば、微妙なところもあるでしょう。

とはいえ、一般的に転職回数が3回を超えると気になり始める人が増える、という傾向はおそらく公務員にも当てはまると感じています。

そのため、質問者さんの場合も、3回目ということで多少の影響が出るかもしれません。

年齢にも依存する

ただし、1点だけ注意しておきたいことがあります。これは、各企業の採用担当者もアンケートの中で言及している点です。

それは、“年齢にもよる”ということです。

たとえば、現在30代・40代の方の場合、転職回数が3回というのは決して多くはありません。

このように、転職回数が及ぼす影響は年齢にも左右されます。

そして何より、転職回数が多いというだけで不合格になる、もうゲームオーバーだ、といったことは公務員試験ではありません。

ただし、軽微であっても、何らかのネガティブな影響が出るかもしれないことは覚悟しておいてもよいでしょう。

なお、年齢が高いと面接で不利になるのかについては、「【公務員試験】年齢が高いと面接で不利?合格するための考え方」で解説しています。

ただし福祉職なら

そのうえで、質問者さんが受験を検討している「福祉職」については、直近で転職している影響や、転職回数が多いことによる影響は、それほど大きなものにはならないと思います。

福祉職は、事務職(行政職)と比べると、そもそも受験倍率がかなり低いからです。

特に特別区経験者採用の福祉職では、事務職の倍率が8倍や12倍ほどであるのに対し、倍率はもっと低くなっています。

こうした点を踏まえると、直近で転職していることや転職回数がやや多いことの影響は、ほぼ無視できるレベルまで小さくなると個人的には考えています。

質問者さんや、この記事を読んでいる方の中には、「やはり気になる」という方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、福祉職などの「専門職」の場合、これらの影響はかなり小さいと考えられます。ぜひ自信を持って受験に臨んでください。

ちなみに、短期離職が面接で不利になるのかどうかについては、下記の記事で詳しく解説しています。

【公務員試験】短期離職は面接で不利?聞かれたときの答え方
公務員試験で短期離職は不利になるのかを解説。短期離職が合否に与える影響と、面接で退職理由を深掘りされたときの答え方の注意点、30代という年齢との関係を紹介します。

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筒井夢人

公務員試験面接研究所を運営している筒井夢人と申します。プロ講師として、公務員試験の面接指導を長年行ってきました。なお、自身も公務員試験を受験しており、国家公務員(総合職・一般職)・県庁・特別区・横浜市・仙台市などに最終合格しています。

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