【公務員試験】面接カードに古いエピソードはNG?

【相談内容】

公務員試験の面接カードを書く時には、直近のエピソードでないといけないのでしょうか?

数年前のエピソードを書いてしまうとネガティブに見られてしまうのではと気になっています。

【はじめに】

これはとても良い質問だと思いますね。

おそらく全国の社会人受験生の皆さん、市役所だったり県庁だったりあるいは国家だったり、受けてる方全員が気になる内容だと思いますので、これに関して私なりの見解を申し述べたいと思います。

その限りではない

結論から申し上げますと、「直近のエピソードでないとダメというわけでは必ずしもない」というのが私の意見ですね。

「いや、どういうことだよ?」と。「直近のエピソードを書けたらその方がいいんじゃないのか?」という方もいると思うんですね。確かに、直近のエピソードを書けそうだったら書くのは全然間違ったことではありません。

ですけれども、例えば人によっては「直近で部署異動があったんです」という方もいると思うんですよ。

つまりこういうことですね。ある会社にずっと長くお勤めになっていると。例えば10年間お勤めになっているとしましょう。そのときに「10年間のうち9年目まではある部署にずっといたんだけれども、直近で部署異動があって今その部署はまだ1年目なんです」という方、結構いらっしゃると思うんですよね。その場合って、まだ1年目だとそんなに濃いエピソードってないんじゃないかと思うんですよね。

それに対して、「前の部署に9年間います」ということだったら、当然前の部署のエピソードの方がより密度のあるもの、きっとたくさんあると思うんですよね。その場合は、無理に直近の部署にこだわる・直近のエピソードにこだわるよりは、明らかに前の部署の話を書いた方が面接官に刺さるということが往々にしてありそうですよね。

ということでもありますので、直近の部署だったりとかあるいは直近のエピソードというのを必ず書かなきゃいけないというわけではないと私自身は考えています。

今のは部署についての話でしたけれども、これは、例えば転職を経験している方でも似たようなお話が成り立つと思うんですよ。これを見てくださってる皆さん方の中には、例えば「転職経験があります」という方もいらっしゃると思うんですよね。

例えばですけど、「前の会社に10年勤めていて今の会社はまだ2、3年目です」というケースもあると思うんですよね。その場合には、やっぱり今の会社よりも前の会社のエピソードの方がパンチあるんだよなっていうこと、結構あると思うんですよ。

その場合には、やっぱり質問の内容だったりとか面接カードの項目によっては、前の会社のエピソードの方がピタッとハマるんだよなっていうことありそうですよね。

そのときには、無理に直近の今の会社の話にこだわるよりかは、場合によっては以前勤めていた会社のエピソードの方がパシッとハマることってありますので、その場合にもやっぱり「直近」というのにこだわり過ぎることなく、その質問とか問われている内容(面接カードの中で、ですよ)そこにパシっとハマるものを入れ込んでいく方がいいということもありますので、ぜひ「直近」というのにこだわり過ぎる必要はないんだとそういう風にお考えいただければと思っております。

ただし…

ただし。今の部署とかあるいは今の会社ですね(直近で所属しているところ)、ここに数年間居るにもかかわらず、その話が全く出てきませんというのは、それはそれでNGであるということは知っておいていただければなと思っております。

というのはですね、面接カード。これ、自治体とか組織にもよりますけれども、いくつかの項目がありますよね。

それらの項目について、「今の会社(部署)に数年間しかいないから、前の会社(部署)の方がずっと在籍していたのが長かったから、そっちをメインで書いていこう」これは全く問題ないんですよ。先程申し上げたとおりです。

なんですけれども。さすがに、今の部署や会社に数年間いるのに、1つもそのエピソードが出てこないというのは、それはそれで「え?ちょっとおかしいな」という風に思われちゃうと思うんですよね。

ですから、例えば少なくとも数年間、今の部署・今の会社に在籍してらっしゃるということであれば、設問の数とか聞かれ方というのにも依存はしてくるんですけれども、基本的には何かしら「直近での話」というのも入れられたら入れようかなくらいのマインドセットはあっていいんじゃないかなと思っております。

もちろん、繰り返しにはなってしまいますけれども。例えば今の部署とか今の会社、ここに異動になってから数か月しか経っていない場合には、さすがに書けないということもあるとは思うんですね。ですから、その場合には前の部署とか前の会社、この辺りのエピソードを持ってくるという形で全く問題ございません。

ただ、少なくとも今の会社(部署)に配属・転職してから数年間経っているのに、何もその話がないというのはやっぱりちょっとおかしいなという形になると思いますので、その場合にはしっかり直近でのエピソードも入れられるようにしておいていただきたい、そういう風に思っております。

✅3700名が登録中です!

公務員試験「社会人採用」を受験するなら登録必須のGravity公式LINE!
約3700名の社会人受験生が登録中で、既に有料級情報を手に入れてます!

✅LINE限定情報の配信
✅オススメ参考書の紹介
✅イベント(定員制)の優先案内
✅時事問題対策の解説講義を無料配信

ご登録は下記URLから!

当サイトについて
筒井夢人

面接研究所を運営している筒井夢人と申します。プロ講師として、公務員試験の面接指導を長年行ってきました。なお、自身も公務員試験を受験しており、国家公務員(総合職・一般職)・県庁・特別区・横浜市・仙台市などに最終合格しています。

社会人採用