【公務員試験】職務経験者が採用面接で意識すべきこと

【相談内容】

先日、公務員から公務員への転職で質問に回答してくださりありがとうございました。

筒井先生の意見を聞いて、公務員から公務員への転職をしようと決めました。

面接について質問なのですが、面接を受ける時点ではまだ1年間公務員として働いていない状況ですが、そこをアピールしても良いでしょうか?(例、公務員としての職務のあり方を理解した等。)

1年もたっていないのに語るのは、どういった印象を持たれるのでしょうか?また、大学4年時代に受けた公務員試験の面接と社会人として受ける面接で気をつけるべき点は何でしょうか?

【はじめに】

なるほど。

これはとてもいい質問だと思います。

おそらく質問者さんだけではなくて、これを見てくださってる方は1年、2年働いた状態で転職をしていこうという方が大半だと思いますので、その方々にも参考になるようなお話をしたいと思っております。

なお、下記のYouTube動画でも解説を行っているので、併せてご視聴ください。

話すのはアリだが…

で、まずなんですけれども、質問文の中にですね、

まだ1年間公務員として働いていない状況ですが、そこをアピールしても良いでしょうか

という文章がありました。結論から申し上げますと、話すのはアリだと思うんですけども、私なら積極的にはアピールしないと思います。

まず、話すのはアリっていうところから申し上げましょう。どういうことかと申しますと、質問者さんは公務員に実際になられて、職場の雰囲気だったりとか匂いだったりとか、そういうものを肌で感じられたわけですよね?

であれば、それについて話していくこと自体は大いにアリだと思うんですよ。だって、公務員になったことがない人は、そういう雰囲気や匂いを知らないわけじゃないですか。

ある種、質問者さんにしかわからないことなわけです。なので、それを話していくこと自体は、大いにアリだと思います。大賛成という感じですね。

ただ、何で積極的に話すことをそこまで推奨しないのかっていうと、きちんと理由があります。例えばこれ、質問者さんが面接に入ったら、当然面接官がいるわけですよね。

どういう人が面接官をやってるのかっていうと、最終面接に近づけば近づくほど、年配の方々が出現してくるわけじゃないですか。おじさま・おばさまですよね。

組織にもよるでしょうけれども、そういったおじさま・おばさま、少なくとも10年なり20年、人によってはもっとかもしれないですけれども、公務員の生活を続けてる人たちなわけですよね。言ってみれば公務員のプロなわけじゃないですか。

もちろん、人によってはプロとしての仕事全然してないじゃない!みたいな人もいるかもしれないんですけれども、平均的には公務員として長いこと仕事をやってこられた方がそこに座ってるわけですよね。ある種のプロであると。

それを考えたときにですよ、1年以上公務員をやってない人が、私は公務員について知ってます、みたいな雰囲気を出したとき、おじさま・おばさまがどう感じるのかっていうと、おそらくちょっとカチンとくるんじゃないかなって思うんですよね。つまり、すごく雑な表現で言ってしまうと、お前に何がわかるの?って思われちゃうんじゃないかなと。

これは公務員だけじゃなくて、他の世界でも同じようなことが言えると思うんですよ。どういうことかっていうと、例えば野球に置き換えて考えてみるといいと思うんですけども、野球選手って、大半の方は、小学生だったりとか、あるいは人によっては幼稚園ぐらいから野球を始めた人もいると思うんですけれども、そこからプロになるのって、早い人でも18歳とか19歳なわけじゃないですか。

ということは、10年以上野球に携わってるわけですよね。で、やっとプロになれるわけじゃないですか。

そういう人たちに対してですよ、草野球とかで最近野球を始めたんです、ここ1年ぐらいで、っていう人が野球ってのはさ、って話していくと、プロの人からするとちょっと面白くないというか、お前にわかるの?って思われちゃう気がするんですよね。ちょっと話がそれちゃうんですけども、私はプロとアマチュアの違いっていうのは、何よりもまず継続性とか持続性だと思うんですよね。

長いことそれをやってるかどうか。ここがプロとアマチュアの大きな違いだと思うんですよ。

プロはそれで飯を食ってるわけですから、毎日毎日特定の業務について、活動し続けてるわけじゃないですか。何年間もずーっと。

アマチュアの場合、ある時に集中して活動することがあったとしても、結局一過性のものに過ぎないというか、プロに比べて継続性で劣るのは明らかでしょう。で、話しを戻すと、こういった観点から言うのであれば、おそらく質問者さんは、現段階では公務員のプロと言うことはできないと思うんですよね。

だとすると、積極的にそれを話していくっていうのは、ちょっとリスキーかもしれない。なので、どの程度の塩梅がいいのかと言いますと、私が質問者さんだったら、自分自身についてアピールしていきたい話っていろいろあると思うんですけれども、大学4年生の時に公務員試験で話していた内容をそのまま使うと思います。

というのも、1年間で自分の長所がそっくり入れ替わっちゃうとか、変わっちゃうっていう話はまずないと思うので。なので、そっくりそのまま転用していって全く問題ないと思います。

でも、例えば面接官から、公務員を1年間ちょっとやってみて、何か感じたことってありますか?何か得られたことはありますか?って聞かれたとしますよね。そうなったら、自分なりにこういうことを学びましたっていう話をすればいいと思うんですよね。

ただ、そのときにもちょっと控えめな感じ、謙虚な感じを出したほうがいい。例えば、1年未満しか働けていない状況ですので、あくまでもイメージになってしまうんですけれども…とか。1年以上働いていない状況で、すごく僭越なもの言いになってしまうんですけれども…みたいな感じで私だったら話していくと思います。

ということで、話すのはアリだけれども、積極的に話すのは、私はそこまで推奨はいたしません。

経験に即して話す

で、次の質問に移りたいと思うんですけれども、質問文の後段ですよね。

また、大学4年時代に受けた公務員試験の面接と、社会人として受ける面接で気をつけるべき点は何でしょうか

結論から言ってしまうと、私は経験に即して話すことが社会人の場合は必要かなと思っております。質問者さんの場合は1年2年しか働いてらっしゃらないので、あんまり参考にならないかもしれないですけれども、意識としては大事だと思います。

経験に即して話すってどういうことだよ、って言ったときに、ここで重要になってくるのは、新卒の学生と社会人経験者の本質的な違いって何?という問いです。いろんな違いがありうると思うんですけれども、私が思いますには、フルタイムでの労働経験があるか・ないかっていうところだけだと思うんですよね。

例えば能力値に関して言えば、大学生でもめちゃくちゃ優秀な人っているじゃないですか。普通に働いてる人、社会人としてなんとなく働いてますっていう人より優秀な大学生や新卒の方って山ほどいると思うんですよね。

だから、能力っていうのは、おそらく新卒の学生と社会人の本質的な違いではないと思うんですよ。じゃあ社会人にあって、学生にないものって何だって言ったら、週5日間なら5日間、フルタイムで働くっていう労働経験は、多くの場合学生がもっていないものですよね。

ということで、私は本質的な違いは、フルタイムでの労働経験があるか・ないかだと思うんです。なるほど、新卒と社会人はそこが違うんだと。

となると、話すときにはそこにフォーカスしていくのは、とても大事なことになると思うんですよ。なので、これを見てくださってる方が3年4年5年10年と、社会人経験をしてきましたっていう場合、経験者採用や氷河期採用を受けていくときには、自分のフルタイムでの労働経験に即して話をしていくのがとっても大事になります。

何故なら、学生との本質的な違いがそこにあるから、ということですね。ただし、質問者さんに関しては1年未満しか働いてらっしゃらないと思うので、そこまでガッツリとしたフルタイムの労働経験はないと思うんですよ。

でも、自分なりにちょっとの間でもフルタイムの労働経験をしてみて、そこからどんなことが得られたのか、どんな気づきがあったのか。入ってみる前と入ってみてから、どのようなギャップがあったのか。

こういうところは丁寧に言語化して、整理をしておくことは重要だと思います。

まとめ

ということで、今回の話をまとめると、まず1年ちょっとしか働いた経験がないんですっていうことだったら、その経験についてアピールしていくのは、アリかもしれないけれども、積極的には推奨しないのが一つ。

二つ目に、社会人として受ける面接と新卒の学生として受ける面接、ここで意識すべきポイントは労働経験に即して話をしていくこと。なぜかというと、新卒の学生と社会人の本質的な違いが、フルタイムの労働経験があるか・ないか、というところだけだからというところです。

ということで、こういったところに気をつけながら、面接対策を進めていただきたいと思ってます。経験者採用試験については、まだまだ聞きたいこともあるでしょうか、別途質問が出てきたら、また質問をお寄せいただければと思っております。

それではまた次回のお悩み相談でお会いしましょう。ありがとうございました。

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筒井夢人

面接研究所を運営している筒井夢人と申します。プロ講師として、公務員試験の面接指導を長年行ってきました。その経験を基に、このサイトでは面接対策について発信しています。

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