
あなたの強みは何ですか?

急に聞かれるとちょっと詰まりますね…

では、弱みは何ですか?

逆に「多すぎて選べない」ですね!
ということで今日は、公務員試験の面接でよく聞かれる強みと弱みを、どう捉え、どう語るかを一緒に整理していきましょう。
なお、下記のYouTube動画でも解説を行っているので、併せてご視聴ください。
強み
まず「強み」から。
Gravityでは強みを“即戦力性の種”だと考えています。
勿論、公務員と民間は前提も文化も違いますから、採用直後からフルスロットルで活躍する必要はありません。大事なのは、採用から半年〜1年のうちに芽が出て、きちんと育っていく絵が面接官の頭に浮かぶかどうか。
言い換えると、「私を採るメリット」を伝えることが、強みの核になります。
ここを外してしまうと、アピールそのものが独り言になりがちです。例えば「営業力があります」とだけ言っても、公務員の現場でどう活かせるのか、イメージが湧きにくいことがありますよね?
面接官が知りたいのは、「その強みが、どの業務の、どんな場面で、どう価値になるのか」。
だからこそ、エピソードとセットで、公務員の仕事へとブリッジしていくのがコツです。「この強みは、この場面で、こう活かせます」——ここまで描けると、面接官からも「あら、いいですね」と思ってもらえるでしょう。
弱み
次は「弱み」。
弱みは欠点の告白ではありません。重要なのがメタ認知(自分を客観的に見る力)を示すことです。
例えば、社会人として経験を重ねたうえで「弱みはありません!」と答えてしまうと、「自分を客観的に見れてないのかな?」と思われてしますでしょう。ですから、弱みは一つは用意しておきましょう。
そのうえで、採用後に致命傷にならない内容を選ぶ配慮も大切です。

参考までに、私の例を出します。
私の強みは「説明力・対話力」ですが、同時に「丁寧に話そうとして長くなりがち」という弱みも自覚しています。ここで終わらせず、「結論を先に置く/要点→理由→具体の順で話す」といった対処法までセットで伝えることができれば、ネガティブな印象は避けられるでしょう(※尺にも依存するので、対処法まで話すのが常に正解、というわけではない)。
一方で「時間を守れない」といった致命的な弱みは、公務員としては大きな懸念材料になります。弱みは、メタ認知と対処法を見せる場——この意識を忘れないでください。
逆算思考
では、強み・弱みをどう言語化するか。
おすすめは“逆算思考”です。
自分の経験から探り始めるよりも、「それを聞いた面接官がどう受け取るか」から逆算して組み立てましょう。
自治体の採用パンフレットや人材育成方針には、「求める人材像」「期待する能力」が載っています。そこに照らして、あなたの素材のうち合致するものを選び、入庁後の活躍シーンまで描けるようにする——これが一番ぶれません。
強みは“活かす場面”まで、弱みは“メタ認知と対処法”まで。ここまで届けば、説得力はぐっと増します。
最後に、今日の要点を軽く並べておきます。
・弱み=メタ認知の証明。致命的でない内容+具体的な対処法まで
・作り方=逆算思考。自治体の「求める人材像」と接続し、活躍の絵を見せる
・想定質問への備え=「その強みをどう活かす?」に即答できるよう、場面・価値・効果を準備
ということで、強みは“活かす場面”まで、弱みは“対処法”まで、あなたの言葉で書き出してみてください。書けば書くほど、よりピッタリの言葉が見つかるはずです!
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