【公務員試験】面接で障害(持病)について話すべき?

【相談内容】

色盲なのですが、受験する試験によって不利になるようなことはありますか?

また、こういった障害や持病について、公務員試験の面接等で伝える必要はありますか?

筒井からの回答

なるほどなるほど。これはね、やっぱり不安になっちゃいますよね。

障害だったり、持病がある場合に、これが不利にはたらくのかどうか。当然気になると思います。

色盲(専門用語では色覚異常)が医学的な意味で障害に含まれるかはともかくとして。こういった質問、質問者さんだけではなく、今まで大勢の受験生から相談を受けてきました。

ですが、安心してください。結論から言ってしまうと、不利になることはありません(少なくとも、わたしは不利になる・なったと聞いたことがありません)。

なので、面接では伝えてしまっていいと思います。ただしです。

自分から無理にオープンにする必要はないと思いますよ。これは決して「言うと不利になるから、聞かれるまでは黙ってろ!」というわけではございませんで。

どういうことかというと、その事実をオープンにするタイミングがあんまりないんです、面接の中で。

というのも、面接って、面接官に質問をされて、それに答えていくっていう流れじゃないですか。つまり、場の主導権というか、話題をコントロールしてるのって面接官側なんですよね。

なので、それをぶった切って、質問者さんサイドから「障害あります!」「持病あります!」っていうのは、やや不自然でしょう。

ですから、例えば「働くうえで、何か配慮をして欲しいことはありますか?」「何か持病ってありますか?」とか聞かれたときに「実は〇〇で、××~」と話していけばいいのかなぁと。

ということで、繰り返しになりますけど。障害や持病をオープンにしたからといって、不利にはたらくことはありません(勿論程度にもよるでしょうけれども)

で、もっと言ってしまうとですよ。仮にですけれども、万が一、億が一、それをネガティブに評価してくるような組織があったとしますよね?

区役所でも市役所でも町役場でもいいですけど。そんな組織、こっちから願い下げじゃないですか?

絶対入るのやめといたほうがいいですよ。こんだけダイバーシティ、ユニバーサルデザイン、インクルージョンが強調されてる時代にあって、障害や持病にネガティブな評価。

それも、一般的な組織よりも「公平性」「平等性」が求められる行政組織で、ですよ?

そういう組織の場合、働く中でもなんやかんやとネガティブな評価をしてくるかもしれません。まったくナンセンスです。

ですから、障害や持病に対して、明らかにネガティブな反応・評価をしてきそうorしてきた組織については、受験しないor辞退するくらいの構えをオススメします。

「あっぶねー。入っちまうとこだったぜ…!」と、ポジティブに解釈できればなお良しです。

とはいえ、障害や持病をもっていたとしても、それがネガティブに作用する可能性は高くはありません(繰り返しにはなりますが、程度にもよります)。ぜひ、安心して挑んで頂ければと思います。

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筒井夢人

面接研究所を運営している筒井夢人と申します。プロ講師として、公務員試験の面接指導を長年行ってきました。なお、自身も公務員試験を受験しており、国家公務員(総合職・一般職)・県庁・特別区・横浜市・仙台市などに最終合格しています。

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