【公務員試験】社会人採用の面接試験で強く意識したいこと!話す内容だけじゃあないッ!

本日は、公務員試験の社会人採用の面接試験で特に意識したいことについてお話ししたいと思います。

言うまでもなく、公務員試験の最終的な合否を分けるのは面接試験です。面接対策をしっかりと行っているかどうかで、合格か不合格かが決まります

そこで今日は、面接試験を控えた社会人受験生に向けて、我々からアドバイスをさせていただきたいと思います。

なお、下記のYouTube動画でも解説を行っているので、併せてご視聴ください。

奥田恭央
奥田恭央

では早速、筒井先生からアドバイスをお願いいたします。

筒井夢人
筒井夢人

私からは2つご案内したいと思います。

一つ目は、職務経験と話す内容をしっかり絡めていくということです。

これは社会人だけでなく、例えば大卒枠を受ける方でも同じだと思いますが、面接においては「なぜその組織を受けているのか」や「入庁後にどのようなことをしたいのか」を、自分の経験と絡めて話すのが一般的ですよね。

大学生の場合、ゼミやサークル、アルバイトなどが経験の中心になりますので、これらを公務員としてやりたい仕事に結びつけていきます。

では、社会人は何と絡めれば良いのかと言うと、やはり職務経験ですよね。

職務経験をもとに、なぜ行政を志望しているのか即戦力として行政に入ってからどう活躍できるのかをしっかりと伝えることが重要です。

その意味で、大学生のときのようにアルバイトやゼミ、サークルと絡めるだけでは不十分です。社会人採用では、職務経験と絡めていく意識を強く持っていただきたいと思います。

二つ目は、ライバルの強さをしっかり理解するということです。

大卒程度試験の場合、受験生は似たような経験—ゼミやサークル、アルバイト—しかしていないため、受験生間であまり差が出ません。

しかし、社会人の場合はどうでしょうか。

若くして素晴らしいエピソードを持つ受験生もいれば、皆さんが20代・30代の場合、40代のベテラン社員とも戦わなければならないシチュエーションもあります。

ですから、ライバルが非常に強いことを考えると、大卒程度枠以上に入念な面接対策が必要になってきます。

極端な例を挙げますと、Gravityの代表である奥田先生は特別区の経験者採用に合格されています。もし皆さんが特別区の経験者採用を受けるのであれば、奥田先生とも戦わなければならないというレベルが求められるのです。

また、特別区以外でも、横浜市や仙台市、国家公務員などの経験者採用を受ける方は、私のような相手とも戦うことになります。

このように考えると、中途半端な対策では不十分で、ライバルの強さを理解して徹底的に鍛え上げることが大切です。

筒井夢人
筒井夢人

ちなみに、奥田先生からは何かアドバイスはありますか?

奥田恭央
奥田恭央

そうですね、私からも大きく2点アドバイスがあります。

一つ目は、回答内容に矛盾がないようにすることです。

受験生の回答を聞いていると、履歴書や職務経歴書、エントリーシートと比べたときに、何か矛盾している方が結構いらっしゃいます。

例えば、「私の強みは継続力です」とPRする方が多いのですが、履歴書を見ると転職歴が3回・4回とあり、全く継続していない場合があります。

その状態で「継続力があります!」と言うと、面接官から「継続していないのでは?」と突っ込まれてしまいます。自分の回答に矛盾がないか、しっかり確認してください。

他にも、「私はコミュニケーション能力があります」と言いながら、面接があまり盛り上がっていない、面接官と噛み合っていない場合、「本当にコミュニケーション能力がありますか?」と指摘されることもあります。

ぜひ、面接官に矛盾を感じさせないようにしていただきたいと思います。

Gravityでも、面接指導の際には話す内容とこれまでの経歴、エントリーシートとの矛盾がないようにチェックし、指導しておりました。皆さんもぜひ確認しておいてください。

二つ目のアドバイスは、見た目や話し方に気を配ることです。

受験生は「何を話そうか」という内容に注目しがちですが、見た目や話し方も非常に重要です。

例えば、話し方では声が小さくて聞こえない早口で何を言っているのか分からないといったことはマイナス評価になります。

また、見た目も重要です。髪がボサボサスーツにしわがある靴が汚いバッグがボロボロなどは、せっかく良いことを話していても説得力が失われてしまいます。ぜひ注意してください。

これを改善するために、私からの最後のアドバイスとして、第三者からの目線を取り入れていただきたいと思います。

自分では良いと思っていても、他人から見ると「変だよ」「違和感があるよ」ということもあります。家族や友人に見てもらう、場合によっては予備校でチェックしてもらうなど、第三者からの評価を取り入れて対策を進めると万全だと思います。

✅面接対策専門chの紹介

公務員試験ゆる面接chでは、学生・既卒の方を対象に、公務員試験の面接対策について【ゆるく】情報発信を行っております。

継続的に視聴するだけで、面接で重要となるマインドセットを手に入れることができるでしょう。

詳細は下記の画像をクリック!

当サイトについて
筒井夢人

面接研究所を運営している筒井夢人と申します。プロ講師として、公務員試験の面接指導を長年行ってきました。なお、自身も公務員試験を受験しており、国家公務員(総合職・一般職)・県庁・特別区・横浜市・仙台市などに最終合格しています。

面接対策