【体験談】公務員試験の面接で困った質問ッ！社会人必見ッ！

本日は「公務員試験の面接で困った質問ッ！社会人必見ッ！」というテーマでお届けします！

私たちも様々な公務員試験の面接を受けてきましたが、結構困った質問がありました。今日はその内容をゆるく皆さんにお伝えしていきたいと思います。

この内容を読むと多分、「そんなの聞かれるの？！」とか「自分は大丈夫かな…」と思うかもしれませんが、一つの参考として聞いていただければと思います。

なお、下記のYouTube動画でも解説を行っているので、併せてご視聴ください。

国家公務員の面接（官庁訪問）

私が受けた内閣官房という組織では、面接試験が12回ありました。12回もあると、ありきたりな質問だけでなく、いろんなことを聞かれましたね。その中でとくに今でも覚えている困った質問が、「面白い話を今からしてください」というものです。

いや、めちゃくちゃ困りましたよ。面接では沈黙は一番だめだと思ったので、適当に話したんですけど、面接官から「それは面白くない」と言われまして、本当に凍りついた記憶があります。

ただ、そこで終わらず、面接官の方が「面白い話というのはこういう話だよ」と言って、田中角栄のエピソードを話し始めたんですが、全然面白くなくて（笑）

次に、大学時代に弁論部という組織で活動していたと言ったら、「早速今弁論やってみて！」と言われました。立ち上がって弁論をやろうとしたら、「やっぱりいい」と止められて、結局できなかったということもありましたね。

これはレアケースだと思っていましたが、意外とGravityの受講生でも、英語ができますという方には「英語で自己紹介してみて」とか、手話をやっていますという方は「手話で今何かやってみて」と言われることがありました。皆さんも、その場で「やって」と言われやすい特技がある場合には、準備をしておいた方がいいかもしれません。

仙台市社会人経験者採用の面接

今でも覚えていますが、3人いる面接官のうち真ん中の面接官から「ところで仙台市の初任給って見ましたか？」と言われました。見ておけという話なんですが、見ていなかったんですよね（汗）取組・計画はたくさん見ていたんですが…

「見ていません！」と正直に答えたら、「あんまりお金とかは気にならないんですか？」と揺さぶりをかけるように言われ、「仙台市で働きたいという一心で！」と熱意で押し通しました。こうならないように、全国の皆さん、必ず受ける先の初任給は見ておいてください（笑）

武蔵村山市の面接

皆さんも、その市で注目する取組とかを準備すると思うんですけども、私が市役所を受けたときにその市役所で民間交番という取組をやってたんですよね。

交番って警察が作りますけども、なかなか警察に頼んでも予算がない・人がいないってことで、交番を作ってもらえない。

だったら自分たちで交番を作って、住民のボランティアとか職員のボランティアでみんなでパトロールする地域の交番を作ろうという取組をやっていて、それいいなと思って、私も面接で注目している取組を聞かれたので、「民間交番の取組です」と言いました。そこでよく知ってるねって褒めてくれると思ったんですよ。

けど全然褒めてくれなくて！その後に面接官から突っ込まれたのが「じゃあ実際その民間交番、あなたは見に行きましたか？」って言われました。

僕見てなくてですね…正直に「見てません」と言ったらさらにたたみかけられて、「じゃあ最近その民間交番に新たなものが設置されたんですけど、知ってますか？」とも言われました。

正解は防犯カメラだったんですけど、それも知らなくて、「それもわかりません」と言ったら、ちょっと面接官も「あー…」みたいな顔してて…もういいですって感じで次の面接官に切り替わったんですよね。

次の面接官は副市長だったんですけども、副市長から「じゃあうちの市の一般会計の予算額答えてください」と言われました。

私はその市の広報誌を読んでたので頭に入ってたんですよね。そこで「はい。約250億円です」と言ったら、副市長が「君すごいね！」「よく調べてるね！」「他の受験生は誰も答えられなかったよ！」とそこで一気に巻き返しました。

この話の教訓としては、皆さんも多分関心ある取組や興味のある取組があると思いますけども、実際に現場に行ったり、さらに新しいことを調べたり、その取組が最近変わったことはないかしっかりとウォッチしておいたほうがいいでしょう。

横浜市社会人採用の面接

ちょっと余談になっちゃうんですけれども、僕は大学院で教育に関する研究をやってたんですよ。だから横浜市に入ってからも教育に関する事業に携わりたいみたいな話をしてました。

実際面接の中でも、面接官から「じゃあ横浜市で使えそうな研究って何かありますか？」って言われて、「こういうのがございます」みたいな話をしてたんです。

それで一番最後の面接官になった時に、「いやぁ、筒井さんの話、我々も大変勉強になりましたよ！」と言われて、「これは和やかなムードで終わるやつだ…！」と思ってたんですよね。

そしたらいきなり面接官が「ところで横浜市の子どもたちの学力って、具体的に知ってます？」みたいに、いきなり碇ゲンドウみたいに追求してきたんですよね。

うわっと思って。幸いにも全国学力・学習状況調査の結果を見ていたので、なんとか事なきを得ましたけれども、もし何も調べてなかったら結構あそこで詰まったかなと思います。細かいところも馬鹿にせず調べなきゃダメだなぁと感じましたね。

特別区経験者採用の面接

特別区経験者採用は面接時間が40分ありまして、面接官の3人がそれぞれ順番に質問をしてくるんですけども、私の場合には特別区受けたときは4つ目の公務員だったんですね。

つまり、1つ目退職・2つ目退職・3つ目退職ということで4つ目ですから、流石に1人の面接官から「また君辞めるでしょ」とめちゃくちゃ追求されました。

その面接官とはその会話しかしなかったですね。10分以上私が何を言っても、「いや君は辞めると思う」とか「他に何か辞めない根拠はないの？」って。

そこで「頑張ります！」とか「一生懸命やります！」って言っても、「いや納得できない」「もっとなんか説明してよ」って言われました。

そこで説明しても、「いや君は辞めるんだよなぁ」みたいに言われてですね、「漢 奥田、誓って頑張ります！」みたいなこと言っても、「君は辞めると思う」と。

もう最後のほうは「どう言ったらいいんだ…！」と悩んだんですよね。何言っても君辞めるでしょって言われて、僕としても傷ついた感じだったんですけども、粘りに粘って「いやいや頑張ります！」っていうやり取りを10分以上ずっと続けたんです。

で、それが3人目の面接官だったので時間が来たんですね。40分のタイマーが鳴って、最後面接官が言ったのは「それでも君は辞めると思う」と言って面接が終了しました。

僕はその瞬間「あ、落ちたな」「不合格だな」と思ったんですけど、蓋を開けたら合格しておりまして、40何番とか、まぁまぁ上位で合格できました。

このように、これまで転職経験が多い方は、面接官から「君辞めるでしょ」と突っ込まれることもあると思いますけど、多分大切なのはロジックじゃなくて、最後はパッション、情熱かなと思います。私も「ここで弱気になっちゃいけない」と思って前のめりで「頑張ります！」「任せてください！」と言って、そこは伝わったかなって思いますね。

ということで、これが参考になったかわかりませんけども、10分以上「君辞めるでしょ」というやり取りがあったというのはかなり思い出深い話です。

今回の話を参考に、皆さんも面接対策を進めてみてください！

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