今回は、公務員試験の説明会は行くべきかというテーマでお届けします。
結論から言うと、説明会に行かないと不利になるわけではありませんが、行くべきだというのが私の意見です。
そう考える理由がいくつかありますので、順にご紹介します。
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面接で聞かれる
1つ目は、面接で聞かれるからです。
筆記試験の勉強をしっかり進め、面接にたどり着いた場面を想像してみてください。面接では当然、さまざまな質問を投げかけられます。
その中の1つが、「当市の説明会に参加したことはありますか」という質問です。
参加したかどうかだけでなく、「どんな様子でしたか」「いつごろの説明会ですか」「参加してみて何か感想はありますか」など、かなり細かく聞かれる人もいます。つまり、面接で聞かれるのです。
だとすれば、説明会にはやはり参加しておいたほうが安全でしょう。
もちろん、参加していなくても、参加したていで即興で話を組み立てられる人もいます。しかし、それは平均的な受験生の姿ではありません。
面接に苦手意識があるならなおさら、説明会にしっかり足を運び、そこでの感想を言葉にしておくことが大切です。
自治体の特徴が掴める
2つ目は、自治体の特徴がつかめることです。
説明会では、自治体の担当者からさまざまな説明があります。その中で、「当市の特徴は〇〇で、他の自治体と比べるとこういう点が違います」といった話をしてくれる場合もあるのです。
これは、自治体研究の参考になります。自治体の職員自らが「これが当市の特徴です」と話しているのであれば、それは間違いなく特徴の1つだと考えられるでしょう。
この観点からいえば、「受けようとしている自治体の特徴がなかなか分からない」と感じている方ほど、説明会に参加して職員の説明を聞くことが役に立ちます。
志望している自治体だけでなく、近隣の自治体の説明会にも参加してみるのもおすすめです。そうすれば、「この自治体は、あそこと比べてこういう点が特徴なのか」と、比較の観点を持てるようになります。
自治体の特徴をつかむという意味でも、自治体研究の意味でも、説明会に参加する価値はかなり大きいと考えています。
モチベーションアップ
3つ目は、モチベーションにつながることです。
私自身が受験生だったので、よく分かります。公務員試験はどうしても長丁場になるため、勉強を始めた当初は高かったモチベーションも、時間が経つにつれて少しずつ下がっていくものです。
その対処法として、実際に説明会に足を運ぶことは、気持ちを切り替えるきっかけとして効果があります。
机に向かうだけでなく、自分が目指す姿である職員の方々を見たり話したりすることは、カンフル剤としてきっと役立つはずです。
モチベーションが下がってきたと感じているならなおさら、勉強以外のことをしてみましょう。その意味で、説明会やセミナーへの参加は、モチベーションアップに必ずつながります。
面倒に感じるかもしれませんが、モチベーションの低下を感じている方ほど、積極的に説明会へ足を運んでみてください。
秘密の説明会への招待
4つ目は、秘密の説明会への招待です。これは地方公務員ではなく、国家公務員に当てはまる話です。
この記事を読んでいる方の中には、国家公務員を目指し、志望官庁の説明会にもすでに参加している方がいるかもしれません。そうした方に向けてお伝えします。
国家公務員の場合、官庁によっては、説明会に参加した人にだけ案内される「秘密の説明会」があります。私も国家公務員を受けていたときに、実際に経験しました。
私が経験したのは、文部科学省、人事院、公安調査庁です。教え子たちの話を聞くと、それ以外の複数の省庁でも、こうした説明会は実施されています。
たとえば文部科学省では、まずオープンな説明会に参加します。すると、終わり際に「〇〇日に説明会を行います」という案内の紙が配られました。
もちろん「秘密」とは書かれていません。しかし、「この説明会に参加してくださった皆さんにだけ、セミナーをご用意しています」という形で案内されるのです。
紙にはQRコードが載っていて、そこから参加を申し込む形式でした。官庁によっては、メールアドレスが書かれていて、参加希望者はそこへ申し込むという形式もあります。
特に中央省庁の場合、説明会やセミナーへの参加回数が記録されている可能性があります。そう考えると、秘密の説明会にもしっかり参加して参加回数を重ねることは、評価にプラスに働くはずです。
中央省庁を志望している方は、秘密の説明会に招かれるためにも、オープンな説明会は「行けるものはすべて行く」くらいの感覚でよいと思います。
OB・OGの紹介
5つ目は、OB・OGの紹介です。これも地方公務員というより、国家公務員の話です。
先ほどお伝えした中央省庁の説明会やセミナーに参加すると、担当者から「OB・OGを紹介しましょうか」と声をかけてもらえることがあります。
自分の出身大学のOB・OGを紹介してもらえれば、内部の事情や官庁訪問で大事になる点など、かなり細かい情報まで教えてもらえることも少なくありません。
OB・OGからすれば、皆さんは後輩にあたります。そのため、後輩にはさまざまな情報を丁寧に教えてくれるのです。
内部の職員、それも先輩と直接つながれることは、説明会に参加する大きなメリットといえるでしょう。
OB・OGの紹介を受けるという意味でも、志望する省庁の説明会には積極的に参加してみてください。
オンライン説明会
ここまで、説明会に参加すべき理由を5つご紹介しました。
この記事を読んでいる方の中には、「平日は仕事がある」といった事情で、対面の説明会に参加したくてもできない方もいるでしょう。そうした方はどうすればよいのでしょうか。
端的に言えば、オンラインの説明会に参加することをおすすめします。
コロナ禍以降、各省庁や地方自治体では、さまざまな形でオンライン説明会が積極的に開かれるようになりました。
オンライン説明会なら、実際に足を運ぶ手間をかけずに内容をしっかり聞くことができます。忙しい方は、オンライン説明会に参加してみるのも一案です。
オンライン説明会は、多くの自治体がアーカイブ動画を残してくれています。当日参加できなくても、アーカイブ動画を見れば、説明会の内容を十分に吸収できるはずです。
特に社会人の方は、オンライン説明会を積極的に利用するという選択肢も検討してみてください。
今回お伝えしたい内容は以上です。
ちなみに、説明会での服装や質問については、下記の記事で詳しく解説しています。

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